■生き方や考え方を「幸せのヒントに」というが……

 前出の広告代理店関係者が続ける。

「受賞すると必ず報道されますし、“ママタレ”としてさらに仕事が増えるチャンスでもあるでしょう。ただ正直、スキャンダルを起こす人が多すぎますよね。協会では、”選ばれたベストマザーの方達の生き方や考え方が、少しでもママ達の幸せのヒントになれれば幸いです”としていますが、離婚はまだしも、不倫や略奪愛となると、何をヒントにしろというのか……」

 女性誌デスクが、醜聞の渦中になった「ベストマザー」受賞者を振り返る。まずは広末、そして篠田だ。

「広末さんは一度離婚していますが、再婚後は合計3人の子どもを育てる親として、家事企画の番組や、子育てに答えるインタビューも多い。たとえば『STORY』(光文社)では、思春期の子どもがいる親の立場でエッセイを連載しています。過去には《ママにだって失敗や反省はつきもの》と書いていましたが、不倫報道は、いくら否定したとしても“失敗”でしょうね。

 篠田さんは2021年(第13回)に受賞。ママタレとして順調に歩んでいるように見えましたが、元夫から不倫を問い詰められる音声が流出すると、メディアを巻き込む泥沼の攻防を繰り広げました。最終的に篠田さんは不倫は否定したものの、離婚。

 離婚後には元旦那と連名で《世間をお騒がせして申し訳ございませんでした》と書かれた文面を公表し、元旦那からは《私は、この度の件について、麻里子の言葉を信じることにしました》というコメントも出ました。元旦那の行動に振り回された感があるものの、“お騒がせ”のレッテルが消えるわけではないでしょうね……。

 また、篠田さんと同時受賞した国際政治学者・三浦瑠麗氏(42)も、投資会社代表の夫・三浦清志氏(43)が今年3月、業務上横領の疑いで逮捕されています」