■クリエイター・二瓶有加が感じた佐久間宣行氏のすごいところ
――映像のクリエイターとして佐久間さんのすごいところ、チャンネル制作陣のここを見ている、などはありますか?
「動画になったときのテンポ感とワイプの入れ方って言うんですか(笑)。自分がYouTubeやってるからこそ、“こうやって出したらこうやって面白くなるんだ”とか、全体の動画のまとまりとかですね。
私は編集とか動画に関してはまだ全然素人なので、何十年もやってる佐久間さんとか制作の方からしたら当たり前のクオリティだと思うんです。でも自分が言ったことが編集されて、こうやって世の中に届くんだなと思うと、編集で魔法をかけていただいている部分は大いにあるので、“ありがたいなぁ”って気持ちでいっぱいですね。
自分でもあんなに視聴回数がいくとは思っていなかったので、回数には単純に驚きました。芸人さんあっての動画なので。頭使っても自分じゃ整理しきれないというか、何を評価されているのかイマイチわかってない部分もあるので、あるがままで、裸一貫でっていう感じです(笑)」
――トータルテンボスとの動画はドッキリ企画でしたが、ドッキリだということも気づいていなかったと話していました。
「カメラマンさんはいたし、ピンマイクもつけてたんですけど、バラエティの経験がまったくなかったので、経験のなさが逆に活きたって感じですね。あそこ(控室)で収録すると思ってたぐらいで、素人でよかったなぁって(笑)。あそこで“一丁やってやろう!”って感じだったら、トータルさんを邪魔してたような気がするので、肩ひじ張らずにできてよかったです」
■“食レポ”オーディションで「バラエティタレント深ッ!」と実感
――あの動画がきっかけてテレビのバラエティ番組の仕事も増えていきそうです。出たい番組などはありますか?
「増えたら嬉しいですけど……。『上田と女が吠える夜』(日本テレビ系)とか出てみたいですし、『あざとくて何が悪いの?』(テレビ朝日系)も大好きで。再現VTRの女優とかもやってみたいです。『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)も出てみたい。帯番組にも食い込んでいきたいです。食レポとか情報番組とか夢はありますね」
――食レポをやってみたいと仰っていましたが、どんなふうにやるかは決めていますか?
「レポーターのオーディションがあって、そこでお菓子を1つ食べて食レポするっていう。そこで初めて食レポの勉強したんです。難しいし、奥深いなぁ~って感じました。彦摩呂さん(56)が言ってたんですけど、A級(高級)グルメは目を閉じて、B級グルメは目を開いて“うわぁ~!”って言うんですって。なるほどなー!ってなりました。“バラエティタレント深ッ!”みたいな。
料理のことをわかってる人が専門的なことを言うのはわかるんですけど、庶民で何もわかっていない私がカッコいいコメントを言っても“なんだこのこざかしい娘は”って感じだと思うんですよ。だから今の自分の等身大で出せる美味しさの伝わり方って何なんだろうって思ったりはしますね」
――現段階で二瓶さんなりの食レポの答えは出ているんですか?
「現状は彦摩呂さんに教えていただいた、目を閉じたり開けたり、だけですね(笑)。“美味しい!”ってパッションで伝えるしかない」
(実際にA級グルメとB級グルメを食べたときのリアクションを100%でやる二瓶さん)
――ヤバいです!! めちゃめちゃ伝わってきますよ!
「伝わりました? 彦摩呂さんがすごいんですけどね(笑)」
――高級メンチカツとか、A級でありB級みたいなメニューだったらどうしましょう?
「どっちもやろっかな。(目を閉じから大きく見開き)“うわぁ!”って」