■二瓶有加のファンの愛称は「ニヘラー」!?
――どぶろっくとの共演もあり、今は下ネタ好き女優みたいな見え方にもなってしまっていますね。
「下ネタが好きっていうよりは面白いことがあったら笑うって感じなんですよ。特別、下ネタが好きかって言うと、そういうわけじゃないです(笑)。ただ、面白いことを笑うってだけで。
下ネタで私に入っていただいた方が、“二瓶ちゃん、意外と普通のトークもできるんだね”とか、そこを入口にして、線引きせずに面白いと思ったものを素直に笑えるような等身大のままの自分を、下ネタ以外でも出していきたいなって思ってます(笑)」
――トータルテンボスに「ニヘラチオ」と言われてしまいましたね。
「ウィキペディアに載っちゃったんですよ……。早いですよねぇ。“別名”で載っちゃってますね。私のファンって名前ないんですよ。最近ファンの人に言われたのが“じゃあ『ニヘラー』でよくねぇ?”って。上手いねとは思ったんですけど。
アムラーでニヘラー的な。でも『ラチオ』からの『ラー』とは思わないですからね(笑)」
■発信の場を失ってYouTubeチャンネルを開設
――YouTubeを始めたきっかけを教えてください。
「ちょうど自分が発信する場所がなくなったときだったんですよ。私はインスタグラムでカッコいい写真を上げるような表現ができないというか。ファッションが好きだったら写真からその人の人となりが伝わってくると思うんですけど。
“二瓶はしゃべったほうがいいよ”って言われることが多かったので、“しゃべる場所を作らないとなぁ”って思ってるときに、“今さらYouTube始めても……”とも考えたんですけど、一旦いろんなこと取っ払って、やりたいことやってみようって始めたのがきっかけでした。今も好きなことを好きなタイミングでアップしています。頑張らないとなぁ、って自分に科しているものでもあります」
――動画のアイデアはどこから湧いてくるんですか?
「そのときにやりたいことをやってる感じで。元アイドルってこともあって、“二瓶ちゃんの歌と踊り”を求めてくれる一定のファンの方もいるので、そういうところも出していきたいなとは思ってるんですけど、しゃべりたい内容とか企画の内容については自分がやりたいとか興味があると思ったことをやっていくような感じですね」
――撮り方や動画の構成にも工夫が感じられます。
「私がとってもせっかちな人間なので、15分の動画だとしたら、まず最初に“どんな流れでやっていきますよ”っていうのを見せる。面白いのが確定した状態で見るのが面白いのかなって自分は思うんです。ダイエット動画とかはダイエット企画をやって宣材写真を撮影して、っていう流れだったんですけど、つながりのために何で自分が減量して動画回してるのかとか説明したり。
一番最初に面白い総集編が出せたら、“この面白いシーンってどういうつながりがあるんだろう?”って見る人もいるかと思うんで。動画のタイトルもかなり考えて、どうやったら興味持ってもらえるんだろうってやっていますね。
自分の好きな語呂とかあるんですけど、それだと興味惹かれないってことがわかったんで。『○○をやってみた結果』とか、YouTubeって結構盛っちゃっていいんだなって(笑)。たしかに自分もそういう動画、興味持って見るよなぁって。YouTubeに関してはどうやったら伸びるかなっていうのは常に考えてますね。
サムネイルとかも本当は可愛い角度の写真を出したいんですけど、顔のアップとか喜怒哀楽がないと視聴者ってタップしてくれないみたいで。そういうロジックができ上がってるんだなって、それに従ってやってる感じですね(笑)」