神木隆之介(30)主演のNHK連続テレビ小説『らんまん』にて、日に日に志尊淳(28)の人気が高まっている。
『らんまん』は、植物学者の牧野富太郎をモデルにした槙野万太郎が主人公の物語。
志尊が演じているのは、万太郎の実家「峰屋」の番頭の息子・井上竹雄。万太郎のお目付け役ではあるものの上下関係は希薄で、万太郎も「(家を出たからお前は)従者じゃない。相棒じゃき」と気を許している、良き友人として描かれている。
2人で上京し、長屋での生活を共にしているその姿は、 “ルームシェアしている仲良しの学生”そのもの。
第48回(6月7日放送)では、関係が対等になった事で呼び方を「若」から「万太郎」に変えることを決めた際に、「万太郎!」「竹雄!」とお互いに何度も呼び合う姿が、“もはや夫婦”“朝からイチャコラごちそうさまです”と、視聴者に大好評だった。
これに限らずわちゃわちゃ感が人気を博している竹雄だったが、シリアスな演技も光っていた。
竹雄は洋食店で働いているのだが、第51回(6月12日放送)では偶然にも万太郎と両想いの寿恵子(演:浜辺美波)が元薩摩藩士の実業家・高藤(演:伊礼彼方)と来店。
“このままだと元老院議官の家に養女という体裁で引き取られて、高藤の妾になってしまう”
という事実を知った竹雄は大急ぎで万太郎が修行中の印刷所を訪れ、急いで寿恵子を迎えに行くように説得。だが、「まだ(自分は)何者でもない」と渋る万太郎に、
「何を持って植物学者と言えるがです!? お店を構えるわけでもない。ただ名乗るだけのことですき!」
と、真剣な表情で強く訴えかけるドラマが描かれた。