■ラウールはギャグがスベるも…著しい成長の兆し

 結果的に本番ではまずまずの成功を収めたものの、「予選落ちしたら尺もないから、熊本で街ブラロケをする準備をしていた」と、スタジオで渡辺はロケが危機的な状態だったことを明かしている。

 また、ラウールの「キンギョウ(緊張)してきた」というダジャレがスベったのを、

「(Snow Man)冷静に考えてみると……さまざまな記録を打ち立て、話題に事欠かない、いま一番注目を浴びるアイドルグループだが、まだデビューして4年目。色々と、試してみたいのだ――」

 と、長めのイメージ映像を流しながら、ナレーションで茶化してカバーする場面もあった。

「ただ、ラウールさんについては6月2日放送回で、9歳の天才キッズダンサー・ほなつちゃんが所属するダンススタジオをサプライズ訪問して、子どもたちと“だるまさんがころんだ”をダンスアレンジした“ダンスマンがころんだ”を楽しんだりする単独ロケを行ない、撮れ高も多くてとても好評でした。番組そのものがゴールデンに進出したばかりでまだまだ手探りでしょうし、成長の伸びしろは十二分にあります。

 とはいえ、まだ本職の芸人や、先輩ジャニーズであるSMAPほどのバラエティでの実力はない。そんな不安定な状態で2時間SPを頻発したら、“番組がつまらない”“Snow Manの魅力が伝わらない”となって、『それスノ』の寿命が縮まるだけですよね。

 だからこそ、『それスノ』の2時間SPを、ジャニーズ事務所サイドは“できるだけ避けてほしい”と言っている、ということでしょうね」(前出の制作会社関係者)

 まだゴールデンに移動して1クールも経っていない『それスノ』。来年は、2時間SPを連発できる人気番組に成長していることを願うばかりである。