6月9日、同月30日に前後編で公開されるアニメ映画『美少女戦士セーラームーン Cosmos』に、女優の北川景子(36)がセーラーコスモス役で出演することが発表された。『美少女戦士セーラームーン』は、1991年~97年に漫画雑誌『なかよし』(講談社)で連載していた武内直子氏による漫画作品。
同作はアニメ化と実写化を果たしているが、北川は2003年放送の実写ドラマ版(TBS系)で“火野レイ/セーラーマーズ”役で女優デビューを果たしており、20年ぶりに『セーラームーン』に携わることになる。
なお、『セーラームーン』のアニメといえば1992~97年にテレビ朝日系で放送していたバージョン(以下『旧アニメ版』)が有名だが、今回の『Cosmos』は2014年から続く『美少女戦士セーラームーンCrystal』シリーズの完結編である。旧アニメ版が原作から大幅にアレンジされていたのに対して、『Crystal』は変更点はありつつも、原作に忠実でシリアスなストーリー展開となっている。
『Cosmos』で描かれるのは、原作の最終章「シャドウ・ギャラクティカ編」。強敵セーラーギャラクシア(声:林原めぐみ)がセーラームーンを追い詰める様子や、それでも、絶望的な戦況にセーラームーンや、新たな仲間セーラースターナイツらが必死に立ち向かう様子が予告されている。
北川の出演告知と同時に公開された新映像ではセーラーコスモスが、「そうね、負けたりしない。だって、私たちはセーラー戦士だもの……!」と、セーラームーンと手を取り合う場面も紹介されており、それは物語の完結を感じさせるものとなっていた。