■北川のキャスティングにファンは大荒れ

 今回のキャスティングに関しては、原作者の武内氏が総監修を務めていることから、《創造主である武内直子先生がキャスティングされたならこれが最適解なのですよ》とフォローする声もあるものの、

《あの、ほんと、北川景子は嫌いじゃないんです……でもあの、コスモス様は「未来のセーラームーンの究極の姿」だから、ずっと三石さんがやるもんだって思って楽しみにしてて……あの、なんで??????》
《北川景子さんが「申し訳ございません」ってツイートしてるの控えめに言っても地獄よな。誰も幸せにならない謝罪。北川景子さんに非がないことをみんな分かっているのだから謝られる方もつらいやつ。どうして三石琴乃さんがセーラーコスモスを演じるいつものパターンに出来なかったんだろうね…》

 と、今回のキャスティングをめぐって、SNSが喧々諤々荒れてしまっているのだ。

「『セーラームーン』は、国内外問わず、30年以上大人気を誇ってきたコンテンツです。今年1月時点で単行本の全世界累計発行部数は4600万部を突破しています。今回の『Cosmos』も、2014年から10年弱続いたシリーズの、満を持しての完結編。しかも、旧アニメ版と実写ドラマ版は設定変更の影響でセーラーコスモスは未登場だったので、予告時点で“映像作品で初めてセーラーコスモスが登場する”という期待値もすごかった。

 このファンの情熱を、北川さんも知っていたわけで……だからこそ、名作に携わる恐れ多さ、そしてもしかしたら、三石さんが演じるべきだったのではという思いから、“申し訳ございません”という謝罪の言葉が出たのかもしれませんね」(前出のエンタメ誌ライター)

 月野うさぎ役の三石は、「ギャラクシアを林原めぐみちゃんに、コスモスを北川景子ちゃんにオファーしているという話を聞いて、お2人が受けてくれたらと思っていたんです。幸いご快諾いただきこうして一緒に立っているという“ミラクルロマンス”(笑)」と、完成披露舞台で好意的に語っていた。

 30年強の思いを抱くファンが喜ぶ、ミラクルロマンスな作品となればいいのだが――。