■最終回で期待されていた展開が起きなかった

『教場0』は、風間の下に配属された新人刑事が実際の事件を通じて成長していく物語だった。前後編形式で風間の部下は交代し、赤楚衛二(29)、新垣結衣(34)、北村匠海、白石麻衣(30)、染谷将太(30)の順番で、それぞれ出演してきた。

「十崎に襲われて意識不明の重体(後に死亡)になった遠野(北村)は仕方ないとして、残りの刑事たちが最終回で風間をサポートする活躍を見せてくれるのでは――と考える視聴者が多かったんです。しかし、実際は新垣さん演じる隼田刑事しか最終回に登場しなかった。とりわけ、序盤で出番が終わった赤楚さんは再登場を期待する声が多かっただけに、それを残念がるファンは多いですね」(前出のテレビ誌編集者)

 また、本作は坂口憲二(47)の俳優復帰作としても注目を集めていた。坂口は2018年に厚生労働省指定の特定疾患“特発性大腿骨頭壊死症”を発症。芸能活動を休止していたが、本作で風間の所轄署時代の後輩刑事・柳沢としてドラマ復帰を果たしたのだ。

“決して表には出ない風間の『裏のバディ』として暗躍する”と告知されていて、第8話から最終回にかけて登場していましたが、特に大きな見せ場がないまま終わってしまいました。最終回でスポットが当たると考えていた視聴者も多かっただけに、肩透かしを食らったと感じる人も多いですね」(前同)

 話が未完、赤楚の未登場、坂口の扱いなどに対しては視聴者から、

《教場0、あ、これ最終回だけど最終回じゃないやつか》
《キムタクのドラマらしからぬ地味過ぎる最終回に絶句!最後は今までの教え子、赤楚くん、ガッキー、まいやん、染谷くん全員揃ってアベンジャーズみたいに難事件解決とかやって欲しかったなあ。》
《最終回だけは何だかモヤッとしたなあ。。ドラマ全体は本当に面白かったのに最後の終わらせ方だけはどうもしっくり来なかった。遠野を殺し風間指導官を失明させた犯人との決着もつけないまま中途半端終わらせちゃうのは勿体無い気がしたよ……》
《解決せずに終わるのか!! 待ち望んでた坂口憲二はあれだけなのかー!最終回あたりメインになるのかと期待してしまった〜 最終回の事件のエピソードも、壮大な感じでもなくそんなに最終回っぽくなかったな。笑》

 と、SNSには多くの不満の声が寄せられている。