■29・30日放送回で描かれる内容とは
第13週、副題『ヤマザクラ』編は、万太郎と寿恵子が祝言を迎え、その数日後にタキが亡くなるまでが描かれる。
前出のテレビ誌編集者は話す。
「広末演じるヒサが回想で再登場しそうな場面は、29日か30日ではないかと考えられます。29日放送回は、万太郎と寿恵子が結婚式を行ないます。タキを筆頭に多くの人が見守る中、“いよいよ花嫁姿の寿恵子が登場!”というシチュエーション。その瞬間に万太郎がこれまでの半生を振り返り、母・ヒサとの思い出も振り返るのでは――というのが、まず1つ。
ですが、“本命”は30日放送回でしょうね。きっと、この回は視聴率爆上がり待ったなしですよ」
30日放送回は、万太郎の実家で、本家と分家が対立している造り酒屋「峰屋」の問題を解決する回。この回でタキは分家衆に頭を下げて頼み込み、本家と分家が助け合いながら酒屋を盛り立てていくことになる。
そして、その数日後、病気が悪化していたタキは、満開の桜に見守られながら、あの世へと旅立つ――という話が描かれるとのことだ。
「7歳で母を亡くした万太郎を、タキはとてもかわいがって、峰屋の次期当主にすべく、厳しさを見せながらも愛情深く育てていました。
それだけに、タキが亡くなる寸前、タキの思い出の中で、幼少期の万太郎や、それを見守っているヒサ(広末)が登場する。そんな情景が思い浮かびます。ヒサとタキの関係は非常に良好だったため、“万太郎を育ててくれてありがとう”と天国に迎えに来る展開もあるかもしれませんね」(前同)