人気料理人の鳥羽周作(45)とのダブル不倫が発覚し、6月14日に所属事務所「フラーム」から無期限謹慎処分が発表された女優の広末涼子(42)。この一連の騒動の中で、広末は事務所に不信感を抱いていることを6月21日配信の『文春オンライン』の取材に応じるかたちで明らかにし、芸能界引退説も浮上しているという。

 広末は『文春』に、ダブル不倫騒動への事務所の対応を疑問視していることを吐露。「事務所を売るつもりもないんです。戦うつもりもないんです」と言いつつも、事務所の井上義久社長について、

「あの人以外と仕事をするつもりもなくて、もしも井上と仕事をしないのであれば、この世界、この業界を去る時かなと。(今は)信頼はしていないんですけど、やっぱり同志というか……」

 と、信頼関係が破綻していることをうかがわせる発言をしている。また、事務所そのものに対しても、広末の夫であるキャンドル・ジュン(49)と“グル”なのではないかと疑念を抱いている、と告白している。

「芸能活動するうえで社長を唯一のビジネスパートナーと公言していながら、その社長と事務所に対して批判的なコメント。今回の騒動は、明らかに不倫した広末さんに非があるし、普通に考えたら広末さんが芸能界に復帰するのはなかなか難しそうですよね。

 今回の件が起きたことも、事務所が広末さんだけにあまりにも優しかったから、という指摘もありますよね。そんななかで事務所サイドは、この不倫騒動におざなりな対応はできないでしょう。そうなるといよいよ引退が濃厚に感じられてきますよね……。

 しかし、この状況を“チャンス”ととらえている業界があるんです」

 そう話すのはワイドショー関係者だ。渦中の広末に注目している業界――それは出版業界だ。

「講談社や小学館、今回、広末さんが取材に応じた『文春』の版元である文藝春秋などなど、数多くの大手出版社が、ここぞとばかりに広末さんの自伝本の出版を企画しているという話ですね。

 今回の騒動で、昨年4月14日に広末さんの初の書きおろしエッセイ本『ヒロスエの思考地図 しあわせのかたち』(宝島社)が再度売れていて、その動きもあって多数の出版社が“絶対に取りに行くぞ!”となっているそうですよ」(前同)