■敏腕マネが2年で離脱、事務所はピンチに

 米倉は21年3月27日放送のトーク番組『サワコの朝』(TBS系)の最終回に出演した際、MCの阿川佐和子(69)から事務仕事も自身でしているのか問われると、「最初は。最近は助っ人の子が来てくれたりとかして……」と、信頼できる人物の存在を示唆。スタッフの数については、「3人に増えました。今年になってから」としていた。

 それから2年。米倉からの信頼も厚かった男性マネージャーは今年5月末で退社し、今ではイベントプロデュース事業を手掛ける会社へと転職したという。信頼する側近が去ってしまった背景には、どんな理由があるのか。

「米倉さんから、男性マネージャーに対して“自分のことだけを見て欲しい”“他のタレントの面倒も見るなら給料は半額にするから”という感じで圧がかかった、とも聞こえてきています……。多忙で仕事が回らなくて、お願いをして来てもらったのですから、米倉さんがそうしたことを言うのも理解できます。

 しかし、芸能マネージャーの本懐といえば、まだ誰も知らないタレントを売れっ子へと引き上げること。男性マネージャーは同社で新人発掘を手掛けようとしていたといいます。もちろん、米倉さんのマネジメントと並行して、ということだったのでしょうが……米倉さんとマネージャーの間で仕事観に対するすれ違いが生じ、最終的に事務所を去ることになったといいますね」(前出のテレビ朝日関係者)

 では、米倉の事務所は現在どういう状況なのか。

「今、米倉さんの事務所を仕切っているのは、映画業界では有名な木下工務店です。この会社の社長は木下直哉氏(57)で、もともと債務超過に陥っていた木下工務店を買収した人物。映画好きが高じて数多くの映画製作に関わり、11年4月には部門が独立して株式会社キノフィルムズが立ち上がっています。

 10年2月に米倉さんが主演した映画『交渉人THE MOVIE タイムリミット高度10000mの頭脳戦』の製作委員会にも名を連ねています」(前同)

 木下氏は、惚れ込んだ俳優のサポートに熱心なことでも知られる。

「米倉さんに対しても独立以来、事あるごとに相談に乗っていた。ここにきて米倉さんの事務所の柱となる人物が去ったというピンチを耳にするや、スタッフを送り込むなどして、サポートしているそうですよ」(同)

 自ら三顧の礼でリクルートし、オスカー時代から苦楽を共にした右腕が事務所を去り、会社運営には暗雲が垂れこみ始めたのかも!? さしもの米倉も「私、失敗しました」といった状況か。