創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題は、毎週のように元ジャニーズJr.が顔出しで当時の被害を告発し、いまだに事態が収束する気配はない。
「一部では秋以降、ジャニーズタレントの冠番組が一気に終わるという報道や、テレビ各局もジャニーズ事務所とのつき合い方を見直そうとしている、といった動きもあります。さらにここにきて、ジャニーズグループのカレンダーにも改革のメスが入ることになると言われています」(夕刊紙デスク)
毎年3月、ジャニーズ事務所に所属するグループの「事務所公認のグループ別・新年度カレンダー」が各出版社から発売されている。
「ジャニーズのグループは複数ありますが、毎年、出版社が“持ち回り”で担当する慣例になっています。グループAのカレンダーは毎年この出版社から出る、と決まっているわけではなく、今年はこの出版社がAを担当、この出版社はBを担当……といった具合に、業界内で担当持ち回り制が敷かれているんです。
出版不況に苦しむ出版社にとって、このカレンダーの売上が非常に大きい。当然、グループの人気が高ければ高いほど、売上も大きくなるため、争奪戦になる。また、予約制での販売なので在庫を余計に抱えなくてもいい。ジャニーズにはファンクラブがありますが、通常カレンダーはファンクラブの会員数に6掛けした数字が売れると言われています」(前同)
このほど「オリコン上半期ランキング2023」が発表され、「グッズ・マルチメディア TOP10」の2位にKing&Princeの『King&Princeカレンダー 2023.4→2024.3』(マガジンハウス)がランクインし、35.4万部売り上げたことが明かに。次点にSnow Man(33.5万部)、なにわ男子(18.8万部)、SixTONES(13.1万部)のカレンダーが続く。