■「持ち回り制」廃止で一部マスコミとの“特別な関係”は終焉!?

 新潮社からは2020年にキンプリ、2021年にSnow Man、2022年になにわ男子、今年はSixTONESのカレンダーが発売されている。

「人気トップクラスのグループばかりですよね。1月1日には『デイリー新潮』にジャニーズアイランド社長に就任した井ノ原快彦さん(46)の独占インタビューが掲載されるなど、新潮社はジャニーズとすごくいい関係を築いていることがうかがえるわけです。

 ただ、出版社と“癒着関係”にあることを、今のジャニーズ事務所サイドもいいとは思っていないでしょうからね」(前出の夕刊紙デスク)

 第三者委員会的な役割を担う「再発防止特別チーム」を設置したが、ジャニーズサイドも改革に乗り出そうとしている姿勢がうかがえる。

「ここ最近、報道番組でもそれが言われますが、キー局も含めて、マスコミとのいびつな関係を是正するべき――ということですよね。その一環としてジャニーズグループカレンダーの“持ち回り制”を撤廃しようとしているということなんです。今後は、ジャニーズが自社で製作・販売することになるかもしれませんし、出版社以外の業者に発注するといった展開も考えられる。

 一方で出版社にとって“うまみ”や恩恵もなくなる。そうなれば、今後はしっかりと報じられるべきことは報じられるような“正常な状態”になっていくことが予想されますし、そうなるべきですよね」(前同)

“ジャニー氏の闇”はテレビ局だけでなく、出版社にも大きな変革をもたらすことになりそうだ――。