松本潤(39)が主演を務めるNHK大河ドラマどうする家康』が1月8日にスタート。『リーガル・ハイ』や『コンフィデンスマンJP』(ともにフジテレビ系)を手掛けてきた古沢良太氏(49)による脚本もあり、登場人物たちの軽快なやりとりなど評判は上々だ。

 ところが、意外なところで賛否が分かれてしまっている。それがCG技術を駆使した乗馬シーンだ。

 1話のラスト、岡田准一(42)演じる織田信長の乗馬シーンでは、本物の馬であれば左右にぶれたりするものの、CGを使った結果、機械的に動くだけで、子どもが乗るようなゲームセンターの馬のようになってしまったと、1月19日発売の『週刊新潮』(新潮社)では指摘している。

■「木馬の上で体だけ上下しているだけ」

 違和感を覚えた視聴者も多かったようで、SNSには「馬があんなに生き生きしない乗馬シーンとかプライドないのかよ」「CGの安っぽさ、乗馬シーンのひどさ、衣装、小物、セット、戦闘シーン、もうすべてがレベチ過ぎて。あぜんとした」「乗馬シーンは木馬の上で体だけ上下しているだけだ」といったコメントが多数寄せられた。

 1月18日、NHKメディア総局長会見が行なわれ、林理恵メディア総局長は「バーチャルプロダクション」という最新技術を導入していると説明。「天候に左右されて、1日に取れる時間もすごく短かったり、制限ができるなかでどうしたら持続可能な時代劇の撮影方法を開発できるのかと取り組んでいるのが、バーチャルプロダクション」と解説した。

 さらに「ご覧になったときに今の段階で違和感があったとしても、この先、技術の開発に伴っていろいろなことが可能になってくる。今はその過程ということで、“こういうものなのね”と楽しんでほしい」と理解を求めた。

※画像は『どうする家康』の公式ツイッター『@nhk_ieyasu』より