6月26日、天海祐希(55)が主演を務め、松下洸平(36)とバディを組んだ月10ドラマ『合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~』(フジテレビ系)が最終回を迎えた。

「主人公の上水流涼子(天海)が弁護士資格をはく奪されたすべての元凶である総合商社・諫間グループの社長・諫間慶介(仲村トオル)の野望を阻止し、涼子の冤罪も解決。いつでも弁護士に戻れるけど、まだまだ涼子は貴山伸彦(松下)を巻き込み探偵を続けていく――という、伏線や因縁はしっかり回収しつつも、その気になればいくらでも続編が作れそうな終わり方でした。

 伸彦に関する因縁は直前の第10話で解決したため、最終回は純粋にバディとして大活躍。涼子との軽快なやり取りが楽しい最終回でしたね」(テレビ誌編集者)

 たとえば、“事件の真相を知る男(野間口徹)が身体に時限爆弾を括りつけられていて、赤と青、どっちを切る?”という本来ならシリアス極まりない場面でさえもダチョウ倶楽部の「どうぞどうぞ」をして責任を押し付け合うギャグシーン。

 すべてが終わったあとの、

伸彦「ほ〜ら。またそうやって困ったら弁護士口調。未練たらたらじゃないですか」

涼子「ノーノーたらたら、アイムさばさば」

伸彦「 何ですかそのバカみたいな返しは」

 といった、息ピッタリなやり取りが最後まで繰り広げられた。

「天海さんのイメージにピッタリな豪胆な性格の涼子に振り回されながらも、息ピッタリで対等な感じがしっかり出ている。それでいて、目立ちすぎたりもしない。絶妙なバランスが求められる役でしたが、松下さんはそれを見事に演じきっていましたね。

 そんな松下さんですが、間を開けることなく7月クールも連ドラに出演。 “夫役”に注目が集まっています」(前同)