■7月クールは“離婚危機の夫”でその次も――
7月15日、日本テレビ系土曜ドラマ枠では松岡茉優(28)主演の連絡ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』がスタートする。
同作は、松岡演じる教師が卒業式の日に「担任生徒の誰か」に殺されるも、始業式の日にタイムリープ。「30人の容疑者」である生徒とあらためて対峙してやり直す――というサスペンス作品。そんな松岡演じる九条里奈の夫・九条蓮役として、松下が出演するのだ。
あらすじに《そしてこの1年の中で『離婚』をすることになっていた夫との関係、友人関係や職場の人間が織りなす空気。九条の人生の中に存在する全てと立ち向かう2度目の1年が、今始まる》と存在を強調されているので、非常に重要なポジションだと思われる。
《台本がとても面白く、フィクションなのに現代に生きる教師や生徒たちの会話がすごくリアルで、どうなっていくのか続きが本当に気になります》
と、松下はコメントを寄せている。
ドラマ制作会社関係者は話す。
「実は松下さんは、すでに10月クールも民放で連ドラ出演が内定しているといいますね。主演ではなく、“主演女優を引き立てる二番手”みたいな立ち位置、とささやかれています。『合理的にあり得ない』もそうでしたが、松下さんは強い主人公を引き立てる、そういった役で絶大な支持を得ていますからね」
松下は2019年後期のNHK連続テレビ小説『スカーレット』をきっかけにブレイク。戸田恵梨香(34)演じるヒロイン・川原喜美子の夫・十和田八郎を好演した。
強い妻に押されながらも繊細で優しさをにじませる演技で、戸田演じる喜美子の魅力を引き立てていたのは記憶に新しいところ。“八郎沼”に多くの女性視聴者を引き込み、いまだそこから抜け出せない幸せな人も多数いるという。
また、女優との共演だけではなく、相手が男性でもそれは同じだという。
「2022年9月30日公開の阿部サダヲ(53)主演映画『アイ・アム まきもと』では、市役所の“おみおくり係(=孤独死した人を埋葬する係)の職員・牧本(阿部)”に振り回される刑事・神代享が話題を集めました。詳細は伏せますが、ラストで牧本に対してつぶやいた一言は、奇妙な友情を感じさせられて、非常にジーンとさせられる名演技でした」(前同)