■記事内に従業員への言葉はゼロというモヤモヤ
32歳で料理界に飛び込んだ鳥羽氏は、40歳となる2018年に会社を設立。「sio」をはじめ現在、EC(イーコマース)を含め9店舗を運営し、7月1日には10店舗目の古民家レストラン「NAGANO」(長野県小谷市)をオープンする敏腕経営者でもある。
企業案件も多く手がけていたが、騒動を受けて契約解除が続出。記事内でも、鳥羽シェフは「40社ほどあった取引先との仕事は9割はなくなり、5年間で築いたおカネもほぼ無くなった」と、その懐事情を告白したうえで、代表の座は退任する意向を明かしている。
しかし、自身の下で働いていた従業員や取引先へと向けた言葉は記事の中には見当たらない。その点も大いに疑問に感じると池内さんは指摘する。
「鳥羽さんの場合、本当に迷惑を被ったのは家族・親族、そして従業員の方々。彼を信じてついてきてくれた従業員や取引先への謝罪が先だと思うのですが、彼らへの言及がないため、モヤモヤします」
また、一大騒動へと発展する元凶となった今回の”W不倫”だが、ことの発端はキャンドル・ジュン氏を裏切った広末にあるのでは? と池内さんは見る。
「そもそも大スターである広末さんのほうから、“アプローチしてもよい”というサインを出さないと鳥羽さんとの関係は深まりません。広末さんも母親としての悩み、ストレスがあったのでしょうが、母であることよりも女であることを優先した。結果、鳥羽さんが、自分の感情に正直な広末さんにかき乱された、ということなのではと」