松本潤(39)主演のNHK大河ドラマ『どうする家康』の、第24回が6月25日に放送され、家康(松本潤)の正室・瀬名(有村架純/30)の、壮大な“たくらみ”に注目が集まったが、数字はふるわなかった。
物語前半のクライマックスとなる“築山殿事件”の発端となった、第24回「築山へ集え!」の内容は以下。“築山殿”こと瀬名と嫡男・信康(細田佳央太/21)が各地に密書を送り、武田方をはじめ、多くの者が築山を訪ねていることを知った家康。これが信長(岡田准一/42)に伝われば、命より大事な妻子を失うことになる。
苦悶の末、家康は家老・数正(松重豊/60)らと共に、瀬名が屋敷をかまえる築山に兵を出すことを決意。それを聞いた信康の正室で信長の娘・五徳(久保史緒里/21)は信康を慕っているからと、同行を訴える。そして、家康と家臣たちが築山に乗り込むと、瀬名が待ち構えていた。
瀬名は、貧しさから隣国と奪い合う戦いは大きな犠牲を伴う。奪い合うのではなく、それぞれが豊富に持っているものを与え合えば、戦は起きないと訴えた。そんなことは信長が許さないと五徳が応じるが、瀬名は、この国を大きな慈愛の国にするのだと理想を語り、同じ夢を見てほしいと家康に頭を下げ……という展開。
これまでの大河ドラマで、“悪女”として描かれていた瀬名が、平和国家を目指す“聖女”として描かれたことに対し、視聴者からは「もはやファンタジーすぎて離脱間近。ここまで史実無視の脚本って大河じゃないよね。面白きゃ何でもあり? はー? だから視聴率落ちてるんだよと思う」など、脚本への不満の声がツイッターに相次いだ。