■全力体当たり芸人もローカル局の過激企画には「NG」!

 地方局では、『水ダウ』の他にも“水曜日”の呪縛があるようだ。

大泉洋さん(50)らTEAM NACSがブレイクするきっかけとなった、北海道テレビ『水曜どうでしょう』に影響を受けているローカル局スタッフも多いですね。ローカル局でも社会現象化する番組を作れる、と証明した『水どう』の功績は大きいですが……」(前出の芸能プロ関係者)

 現在、北海道テレビのライバル局である札幌テレビで放送中の『ブギウギ専務』では、山登り初心者であるダイノジの大地洋輔(50)が『ブギウギ山岳倶楽部』という企画で、過酷な山登り企画にチャレンジするのが定番となっている。この番組でも危険な場面が……。

「5月に放送された最新シリーズでは、体重90キロと大柄なダイノジ大地さんにサイズの合っていないピチピチな登山ウェアを着せて、山登りを敢行。プロが同行しているとはいえ、危険が伴う登山をサイズの合っていないウェアで素人の芸人にやらせるとは……。コンプライアンスが厳しくなった今、キー局では企画自体にGOが出ないでしょうね」(前同)

 一歩間違えると大ケガをしかねないだけに、体当たり芸人たちもローカル番組では対応を変えているようだ。

「全力で体当たりロケに挑むことで定評のあるパンサー尾形貴弘さん(46)も、酷いローカル番組には“これは無理!”とはっきり物申すそうです。多くの過激ロケを経験してきた尾形さんが苦言を呈するほど雑な撮影を行なっている訳ですから、ケガ人が出るのも時間の問題かもしれませんね……」(前出のディレクター)

 クロちゃんと鬼越トマホークの暴露がきっかけで、明らかになった「『水曜日のダウンタウン』パクリ番組急増」説。本家でもぜひ検証を!