■「バカ元太です!」松田元太演出のドラマのストーリーとは……

 29日の放送にはキスマイメンバーに加え、松田が番組に初参戦。キスマイメンバーと松田がそれぞれ考案したドラマを3人のゲストと一般審査員らが採点したが、松田のドラマは次のような内容だった。

「目を離すなよ」と先輩とともに犯人を監視する新米刑事であるスーツ姿の松田。しかし、張り込みのカフェでオーダーを取りに来た女性店員に水をかけられてしまうというハプニングが発生。

 そのときに店員が取り出したハンカチがストーリー展開のカギとなる。白いハンカチに施されたサクラソウの刺繍を見た松田が「やっぱりそうか……」と口ずさむと、夕暮れのベンチで涙を流す少女に、幼馴染の少年が「助けられなくてごめんね」とハンカチを手渡し、少女が「もう! バカ元太!」と声を荒げる――という回想シーンへと移り変わる。

 そして現実では、松田が追っていた犯人の犯行現場を目撃。仕事を終えた先ほどの女性店員のバッグを奪おうとする犯人を素早く逮捕する松田と先輩刑事。犯人を先輩刑事に任せ、松田は地面に座り込んでいる店員に「マイコ!」と呼びかけて駆け寄ると、店員は「何で私の名前知ってるんですか?」と問いかける。

 これに松田は「バカ元太です!」と敬礼。「あのとき、助けられなかったのがきっかけで警察になったんだ。これから俺が守る」と言い、マイコを抱き締めて「守ります」とさらに一言。

 松田の持つサクラソウの刺繍が入ったハンカチがアップで映し出され、「この花はサクラソウ、花言葉は『初恋』」と松田のモノローグが入り、クライマックスを迎える――。

■松田元太演出のドラマに大ベテランも「天才!好き!」と絶賛

 VTRが終わると、キスマイメンバー、ゲスト審査員の大久保佳代子(52)、フワちゃん(年齢非公表)、モデル・俳優の莉子(20)、さらには番組スタッフからも大きな拍手が巻き起こった。

 気になる点数は、一般女性は70点中63点、ゲスト審査員は全員が10点満点の30点。合計93点で断トツの1位を獲得したのだ。

 審査員のフワちゃんは「美しかった、起承転結もついてたし、花言葉でオシャレに終わらせたり、模範生」と称賛の言葉を贈った。

 大久保も「これでいいんですよ。花言葉は古いと思ってるでしょ? ダサいと思ってるでしょ? こういう使い方がいいんですよ。素晴らしいです、アイテムの使い方が。天才! 好き!」「刑事役もこれから来るかもしれない」と手放しで絶賛していた。

「演出したドラマの内容だけではなく、松田さんの演技も素晴らしかった。これがきっかけとなって本当に刑事役や恋愛ドラマにキャスティングされるかもしれませんよね。

 ジャニーズでは少年隊錦織一清さん(58)からはじまり、KinKi Kids堂本光一さん(44)は舞台の演出も手掛けています。また、松本潤さん(39)や元キンプリの神宮寺さんなどはグループのコンサートの演出担当でした。

 ただ、ドラマや映画などの映像の演出を手掛けるジャニーズタレントというのはなかなか思い浮かびません。そんな中、松田さんはドラマの演出家としての才能を発揮。今後はそちら方面での活躍も増えていく――そんな展開もあるかもしれませんね」(前出の制作会社関係者)

 新ド天然・おバカキャラのトラジャ松田は、映像界にも旋風を巻き起こす!?