■ジャニーズと手を切るなんてことは考えられない

 前出の制作会社関係者が続ける。

ジャニー喜多川氏(87)の加害問題がジャニーズ事務所を揺るがす事態に発展していますし、NHKやTBSでも大きく報じられて視聴者からは冷ややかな目が向けられています。そういった事情もあり、日テレも苦肉の策として“ジャニーズ”を全面に出さない形での『シャッフルメドレー』という形にしたのではないでしょうか。

 ただ、蓋を開けてみればコア視聴率は驚異の8.4%と番組は大成功。テレビ局も商売でやってますし、結果や数字がすべて。もちろんダメなもの、ダメなことはしっかりと報じるべきではあるのですが……しかし、これほどの視聴率を取るのであれば、今後もジャニーズと手を切るなんてことは考えられないですよね」

『THE MUSIC DAY』にはジャニーズ以外のアーティストも出ていたものの、MCは櫻井、そして10組ものジャニーズのグループが出演した。

「ジャニー氏の問題はしっかりと報じられるべきですが、ファンは変わることなくジャニーズのグループを応援していて、彼らの出ている番組が見たいという根強い需要があることが、あらためて浮き彫りになったわけです。

 ジャニー氏の加害問題は未解決であっても、日テレとジャニーズの蜜月関係は変わらないでしょうし、“永久不変ではないか”という声も出ている。批判的な意見は今後も寄せられるでしょうが、『THE MUSIC DAY』の大成功で勢いはついた。なにわ男子も同番組に出ていましたが、彼らがメインパーソナリティーを務める『24時間テレビ』(8月26~27日放送)へと突き進んでいくことになるのではないでしょうか」(前同)

 ジャニーズタレントが持つ絶大な人気を手放すという選択は、利益を求める民放テレビ局にはできないだろう――。