■春ドラマ王者は日曜劇場!
一方、放送前から「新しいタイプの刑事ドラマ」「役者が従来と違うイメージのキャラを演じる」という点で注目を集めていた作品は、どうだったのか?
■福山雅治(54)主演『ラストマンー全盲の捜査官ー』(TBS系)
最終回(6月25日放送)のコア視聴率…4.8%
福山演じる全盲のFBI捜査官・皆実広見(みなみ ひろみ)と、大泉洋(50)演じる孤高の刑事・護道心太朗(ごどう しんたろう)による王道のバディドラマ。『日曜劇場』枠(日曜21時~)の同作は『まつもtoなかい』(フジテレビ系)や『行列のできる相談所』(日本テレビ系)といった人気裏番組を退け、最終回は同時間帯トップのコア視聴率を記録したという。
「それだけでなく、春クールのドラマでコア視聴率ナンバー1です。平均世帯視聴率も全話2ケタを維持する隙のなさ。
もともと『日曜劇場』は高視聴率を取りやすい枠ですが、期待通りの好結果でしたね。伏線もきっちり回収し、バディはそれぞれの道を……と見せかけて、その気になれば続編も作れそうな終わり方でした。こちらは『教場0』とは違いちゃんと本編で完結させていて、純粋に“いつか続編をやれる余地を残しておこう”という程度なので、視聴者からも不満の声はありませんでした」