■解散直後から各自が“即始動”できた背景は

 グループ解散と同時に、各メンバーがそれぞれ異なるスタイルでの活動を開始するというのは、非常に珍しい。背景には解散に至る経緯も関係しているようだ。レコード会社関係者が言う。

「解散の発表は、約1年半前の2021年12月。それぞれが解散後の活動を調整する時間もたっぷりあったということです。女性のアイドルグループが解散するとなると、セカンドキャリアで悩むことが多いのですが、BiSHはそれを理解した上で計画的に解散した。今後の女性アイドルグループの道しるべとなりそうです」

 とはいえ、元メンバーたちがBiSH時代と同様に輝くことができるかどうかは別問題だ。

「アート活動をするリンリンは未知数ですが、アイナさんやセントチヒロさん、アユニ・DのPEDROには、BiSHのファンもかなりついてくるでしょう。モモコグミさんは、文化人も多く所属するナベプロに入ったことで、情報番組などのコメンテーターとしてのオファーが増えそうです」(前同)

 そんななか、いま最もメディアが注目するのが、ホリプロに所属し、前述のようにバラエティスキルの高さを見せたハシヤスメだという。

「ホリプロは、23年2月末で退社した”こじるり”こと小島瑠璃子さん(29)の後釜として期待された井上咲楽さん(23)のような若手女性タレントが、いまひとつブレイクしきれていないですよね。足立梨花さん(30)も結婚を機に男性ファン離れが起きてもおかしくありません。

 そんなホリプロとしては現在、若手女性バラエティタレントの柱がほしい状況でしょう。ハシヤスメさんは元BiSHということで話題性もあるし、今後かなりの勢いでプッシュされるはず。腕も十分にありそうで、“ポスト小島瑠璃子”の大本命なのではないでしょうか」(民放キー局関係者)

 これまでとは異なる姿でメディアを騒がせることとなりそうなBiSHの元メンバーたち。今後の活躍に期待したい。