■前『新しいカギ』の演出家と組む大注目の新番組

 また、“不倫の先輩”として放っておけなかったのか、6月29日発売の『週刊文春』(文藝春秋)で掲載された鳥羽シェフのロングインタビューでは、渡部が“大変なので身体に気をつけてください”と、鳥羽氏に励ましのメールを送っていたことも明かされている。

 前出の芸能プロ関係者は話す。

「渡部さんは本当に人間が変わった感じですよね。渡部さん的に、まさに“どん底”を見たんでしょうね。それで丁寧な生き方をすることで、嫌われていたテレビマンからの信頼も戻り始めているのでしょう。地上波テレビはまだですが、ネット番組のABEMAにはよく出ていますよね。

 そんな渡部さんの次なる舞台としては、DMM.comによる定額動画配信サービス『DMM TV』で彼をメインに据えたバラエティ番組が企画され、すでにその制作がスタートしているといいますね」

 近年の『DMM TV』は、バラエティ番組に力を入れている。2022年12月には、元テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行氏による企画・プロデュースの番組『Incidents“ インシデンツ』を配信。さらに、今年2月22日からは、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)でおなじみのTBSディレクターの藤井健太郎氏プロデュースの『大脱出』が、配信されている。

「これらに続いて、渡部さんを起用した番組が『DMM TV』で配信されるということですよね。そして、制作担当することになるのは、今年4月ごろに『新しいカギ』(フジテレビ系)の総合演出を降板したB氏、と聞えてきています」(前同)

 B氏はフジ局員ではなく、『新しいカギ』に初期から携わってきた制作会社の代表。演出を担当をしていたが、実質的に“総合演出”で制作部門のトップだったのだ。

「残念ながら当時の『新しいカギ』は視聴率が不調で、それが原因なのかB氏は番組を降板しました。しかし、『新しいカギ』はコント主体の番組だし、渡部さんも漫才ではなくコントでコンビの知名度を上げた芸人でもある。意外と渡部さんと相性が良いかもしれません。

 渡部さんの『DMM TV』の新番組には、『新しいカギ』のメンバーが出演したり、同番組で培われてきた演出方法なども、組み込まれるのかもしれませんよ」(同)

 講演活動や司会業のオファーも絶えないといい、もはや完全復活秒読みの渡部。地上波テレビへの復帰も近いのかも!?