■ヤマザキのバターロールを「手作り」と言い張った女性タレント

 SNSにおいて、料理写真の掲載は定番だ。しかし“映え”させようとするあまり、しれっと既製品を使ったり、勝手にどこかからか写真を“借用”してきたり……といった事例は絶えない。WEBメディア編集者は「とても有名なのは住谷杏奈さん(40)のバターロール事件です」と振り返る。

 住谷は、今から15年ほど前の2008年12月7日、ブログで、

《今日は早くに目が覚めたので、バターロールを作りました。今回は、溶き卵もばっちり塗って、主人もパンのいい香りでノリノリで起きてきました!》

 と書くと、オーブンの網らしきものに乗った6個のバターロールの写真を掲載した。すると、たちまちそのバターロールに“疑惑”が持ち上がったのだ。

「見覚えのあるパンだなと思った読者が画像を検証すると、ヤマザキのバターロールに酷似。しかし翌日、住谷さんは“昨日焼いたバターロールを、卵ロール・ツナロールに変身させてみました”と、“自分で焼いた”ことを強調してしまいました。偽装を頑なに認めない姿勢には、“嘘つきw”などと皮肉めいたコメントが殺到し、炎上に発展しました」(前出のWEBメディア編集者)

 その後、住谷は17年1月21日放送の『有吉反省会』(日本テレビ系)で、読者の推測通りだったことを認め、謝罪している。

「バターロール事件が起きた08年当時、住谷さんは25歳。2年前にレイザーラモン・HGさんと結婚していましたが、交際がスクープされた時は、売れないアイドルで“売名行為”とまで言われたものです。番組では、それが悔しく、“(自分にも)すごいところを見せてやろうと思って”ヤラかした、と告白。MCの有吉弘行さん(49)らにより笑いに昇華してもらっていましたが、SNSのある今なら、よりリアルタイムで批判が殺到し、コメント欄が荒れていたのは容易に想像できます」(前同)