SexyZone菊池風磨(28)主演のドラマ『ウソ婚』(フジテレビ系、カンテレ制作/火曜23時~)が7月11日にスタート。第1話平均世帯視聴率は2.9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ/以下同)だった。深夜ドラマだけに数字はなかなか上がってこないだろうが、深夜であることから見逃し配信で視聴する人も多く、13日のTverドラマランキングでは1位を獲得している。

 原作は『姉フレンド』(講談社)にて連載中の時名きうい氏による同名漫画で、“ウソ”から始まるラブコメディー。菊池は容姿端麗、ドSで口は悪いが仕事の腕は確か。敏腕一級建築士の夏目匠を演じる。プライベートでは、女性にも不自由しない生活を送っているが、とある理由から既婚者の肩書がほしいと考える。そんなタイミングで、初恋相手にして幼馴染の千堂八重(長濱ねる)とばったり再会。期間限定で結婚するという“アルバイト”をしないかと持ちかけるというストーリーだ。

 初回が放送された後の視聴者の反応は大好評。

《ウソ婚面白かった》
《こういう悶々として爆笑役は風磨くんにぴったりだわ》

 といったコメントがSNSには多く寄せられた。

 反対に、現在放送されているフジ系列のドラマで苦戦気味なのは、月9『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系、月曜よる9時~)だ。7月10日の第1話の視聴率が6.9%と、歴代月9初回のワーストを更新してしまったのだが、そんな『真夏のシンデレラ』に対して視聴者からは、

《ウソ婚が月9で良かったよね》
《月9よりもウソ婚のが面白いし、次回も見たいなあって正直思ったよね》
《月9よりキュンキュンした》

 と、早くも『ウソ婚』に『真夏のシンデレラ』越えを期待する声が上がっているのだ。なぜ、こうした事態になってしまったのか――。

「『真夏のシンデレラ』は、森七菜(21)と間宮祥太朗(30)がダブル主演を務め、湘南の海を舞台に若者8人が繰り広げる青春群像劇。ベタな“夏の月9”という設定に喜ぶファンもいましたが、“演出がダサくて古臭い”“華がなくて地味”など、酷評が目立ってしまいました。

 もともと月9で放送されるラブストーリーのイメージは、“日常には起こり得ない漫画みたいな王道ラブストーリー”という感じで、その意味では『ウソ婚』も同じです。ただ、『ウソ婚』は密かに一途なモテキャラと初恋の相手というわかりやすさに加え、30分枠ということもあって、圧倒的にテンポが良い。王道のキラキラ感と、文字通り“漫画みたいな展開”に“月9っぽさ”を感じた人は少なくなかったようです」(ドラマウォッチャー)