■菊池の“キャラクターを切り替える”バランス感覚

 第1話では、ずっとクールなキャラかと思われていた匠(菊池)が、八重(長濱)から“ウソ婚OK”の連絡をもらった際、一人寝室で「よっしゃー!」と感情を爆発させて大喜びするシーンがあった。その叫ぶ姿には、

《当て書きなのかってくらい役にぴったり》
《風磨のギャップ面白すぎて吹いた》

 などと視聴者からは称賛の声が続出。そんな主演の菊池の魅力の一つに挙げられるのが“ギャップ”だ。

 4月期ドラマ『隣の男はよく食べる』(テレビ東京)に出演した際には、長年恋愛と無縁だった料理上手なシングル女性とラブストーリーを展開する年下男子役。《可愛さと色気の絶妙なバランスがすごい、、、》とファンを唸らせた。

 女性誌編集者は、菊池の“キャラクターを切り替える”バランス感覚こそが最大の武器だと話す。

「菊池さんは、二宮和也さん(40)、KAT-TUN中丸雄一さん(39)、Hey!Say!JUMP山田涼介さん(30)とやっているYouTubeチャンネル『ジャニのちゃんねる』でも、最年少ながら上手にツッコむ姿が名物。

 ズケズケ言っていても可愛がられるのは、裏ではちゃんと礼儀正しいからです。以前同チャンネルに電話出演した東山紀之さん(56)からは、メールがすごく丁寧であることを暴露されていました。

 ドラマでも、“可愛がられる”ポジションはお手のものだったでしょう。持ち前のユーモアがありながら慶應大学卒という知的な一面もある。スーツ姿の敏腕キャラでコメディ路線という役柄がピッタリです」