月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)は、ダブル主演の森七菜(21)と間宮祥太朗(30)ら、実力派若手俳優陣の出演が話題になったが、初回の平均世帯視聴率が6.9%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)と、同枠で19作ぶりの1ケタという、残念なスタートとなった。

 このドラマは真夏の海を舞台にした、オリジナル脚本の男女8人の恋愛群像劇。海辺で育った女友達3人組と、親の期待に応えて一流大学に入学し、優等生な日々を送る男友達3人組。そして、海辺の町で働く大工、ライフセーバーが、運命的に出会ったことで始まる恋模様が描かれる。

 7月10日に30分拡大で放送されたの第1話の内容は以下。サップのインストラクター・蒼井夏海(森七菜)は、サップスクール兼食堂「Kohola」の経営者である父親・亮(山口智充/54)、弟・海斗(大西利空/17)と3人暮らし。食堂の運営、家事全般もこなし、多忙な日々を送っている。

 夏海にとって至福の時間は、マッチングアプリで恋人募集中の美容師見習い・滝川愛梨(吉川愛/23)、18歳の時に産んだ息子を育てるシングルマザー・小椋理沙(仁村紗和/28)と一緒にいるとき。地元愛が強く、幼なじみの大工・牧野匠(神尾楓珠/24)とも、家族ぐるみの関係が続いている

 ある夏の日、東大卒の大手建築会社員・水島健人(間宮祥太朗)、臨床研修医・佐々木修(萩原利久/24)、東大卒のムードメーカー・山内守(白濱亜嵐/29)は、夏海の指導でサップを初体験する。しかし、修の人を見下したような態度のせいで、夏海はエリート3人にバカにされたような気分になり……という展開。

 2016年7月期『好きな人がいること』以来となる、王道の月9ラブストーリーと話題だったが、視聴者からは「初対面の人間にちんちくりんとか言い放つ男が出てきて観るのやめた」「勉強きらい女子と東大卒男子って組合せの平成感スゴい」など、言葉選びや設定の古さを指摘する、厳しい声がツイッターに寄せられていた。