■TBSが『VIVANT』に“億超え予算”を投入できるワケ

 7月16日配信のWEB版『女性自身』では『VIVANT』の1話あたりの制作費は破格の1億円だと報じている。

「初回に関しては1億円どころじゃないでしょう。何億もかかっているはずですよ。

 これまで多くの日曜劇場ドラマを生み出してきた福澤氏ですが、来年1月に定年を迎える予定です。つまり『VIVANT』は“TBSの福澤”にとって最後の作品でもある。福澤氏の卒業作品ということもあり、役者もスケールもとんでもないものになっているのでしょうが、実はそれだけではないんです。

 TBSは株式を保有するある企業が好調なことから“イケイケどんどん”になっていると言われています」(前出の制作会社関係者)

 TBSホールディングスは5月12日、2023年3月期の連結経常利益が前期比14.3%増の350億円になった発表した。

「TBSのみならず、民放各局は本業のテレビ事業以上に不動産やホテルなどの事業で利益を出すようになっているのが最近のテレビ業界の実情です。TBSも例に漏れず、本社のある赤坂を中心に不動産を多数保有していて“赤坂不動産”と揶揄されるほど。

 ただ、その不動産事業以上に超優良企業『東京エレクトロン』の株式を保有していることが、『VIVANT』の大判振る舞いにつながっているとささやかれています」(前同)