■6分もの長尺“泣きの演技”をノーカットで披露!

 前出の制作会社関係者が話す。

「松岡さんも素晴らしかったですが、やはり第1話のMVPは叶を演じた芦田さんです。九条先生(松岡)がいじめを察したとみるや、無言ながらも表情だけで“単に驚いてる顔”から“助けを訴えている顔”にスッと切り替わる絶妙な演技は素晴らしかった。

 そして何よりも、叶が勇気を出していじめの内容をすべて打ち明ける場面の長台詞に、“もらい泣きした”という視聴者が非常に多いですね」 

 叶(芦田)は「初めは……私のある趣味がきっかけで、SNSが少しだけ話題になったことが始まりでした」と切り出し、それがいつしかいじめにエスカレートしどんどん悪化したこと、それを親に言えず、むしろ「大丈夫?」と聞かれるのが辛かったこと、せめて勉強を頑張ろうと思ったら、教科書に罵詈雑言を書き込まれたことなど、涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら告白。

「この涙は、あなたたちが求めた涙は、どんな涙なのでしょうか? 誰か教えてください! 誰か!」と泣き崩れるまでの約6分間、ノーカットの圧巻の演技だったのだ。

 なお、「ある趣味」の内容は具体的には語られていない。「調子に乗った」「男子に媚びてると言われた」という発言から、視聴者の間では、コスプレ説やダンス説などが考察されている。

 前出の制作会社関係者は話す。

「大学進学後の“女優・芦田愛菜”の初ドラマとして、申し分ないスタートではないでしょうか。受験も終わり、今後はますます役者として活躍していくのでしょうね。演技力も好感度も抜群の芦田さんを、各局がすでに奪い合っているといいます。そして、日テレの次に“争奪戦”に勝利したのは、TBSのようです」