■ジャニーズとファンが荒らした“スポーツの現場”。ついにお役御免へ

 ルール変更の真意は明かされていないが、国際バレーボール連盟にしてみれば、競技に注目してもらいたいのが本音だったのでは、というのが有力な見方だ。

「ジャニーズアイドルがパフォーマンスをしていた頃は、彼らを見たいファンにチケットを買ってもらうことで集客していたんです。それをきっかけにバレーボールの魅力に気づいてくれるかもしれない、という狙いもあったでしょう。

 ただ大半のジャニーズファンは、アイドルの出番が終わるとさっさと帰ってしまう。マナーの悪さも相まって、バレーボールを見たくて来ている人たちからはジャニーズのパフォーマンスも、そのファンも大不評だったのです。バレーボール連盟にしても、本来競技ではないところで注目されたり、炎上したりするのは不本意でしかないですよね」(前同)

 また近年は、バレーボールのファンだけで十分に集客できるという。そこには、非常にリアルな実態があった。

「バレーボールの選手は、みんな背が高くてスタイル抜群、顔もカッコいいですからね。中央大学時代はファン殺到で試合が非公開になったという逸話をもつ石川祐希選手(27)をはじめ、今月フィリピン・パサイで開催されている国際試合『ネーションズリーグ』ではアイドル級のルックスで現地ファンを熱狂させた高橋藍選手(22)、試合中の切れ味と笑顔のかわいさがギャップ萌えをよぶ西田有志選手(23)、身長204センチで小顔とあって10頭身ともいわれる山内晶大選手(29)……。

 華のある選手も多く、全体的に小柄で華奢なジャニーズタレントのほうが霞んでしまうんですよね。Aぇ! groupが外されたのは、もはやジャニーズの力は必要なくなったという側面もありますよね」(前同)

 7月24日には国連人権理事会の専門家が来日し、ジャニー氏による加害を訴える元所属タレントらから聞き取りを行なう予定だ。“ジャニー氏の闇”がいよいよ国際問題となりつつあるなか、ジャニーズ事務所へ注がれる視線は一層厳しさを増している。