■超人気ドラマ『サンクチュアリ』では女性視聴者が多数ギブアップ

 前出の制作会社関係者は話す。

「さすがに直接映すようなことはしませんでしたが、和式トイレで先輩力士が用を足したら、後輩が文字通り“尻ぬぐい”をする。そして、そのままでは大きくてトイレを詰まらせてしまうアレを、割り箸で後輩に割らせるんです。

 ちなみに、『サンクチュアリ』は本職の力士からもリアルと絶賛されていますが、件のトイレシーンに関しては“あれはないっす。都市伝説的なもんでしょう”と、九重親方(千代の富士)の付け人経験もある元力士で、『サンクチュアリ』で俳優デビューを果たした澤田賢澄さん(37)は『NumberWeb』のインタビューで明かしていましたね」

 実際に『サンクチュアリ』を見たユーザーからは、

《日本だからエグさ控えめ。と思ったら「サンクチュアリ」が無理トイレのシーンで気分悪くなったので断念》
《サンクチュアリは1話のトイレのシーンが無理でそこで止めてから進んでなかったけど、そのシーンを飛ばして続きを見たら普通に面白い》
《(※ネトフリの『離婚しようよ』は)始まって5分以内にもう面白い。さすが。サンクチュアリはすぐのトイレでギブアップだったけど…》

 という声が、少なくない。

「もちろん男女問わずそういうシーンが嫌いな人はいるでしょうが、『サンクチュアリ』と同じ現象が、『VIVANT』でも起きてしまったのでは、と見られています。それが原因で、主に女性の視聴者が視聴を辞めた結果、期待されていたような爆発的な視聴率にならなかったのではと。ドラマの公式が《美容パックです》と放送中にツイートすること自体、制作サイドも放送前から懸念していたということですよね。

 ただ、逆に言えば、2話以降、さすがにそうしたシーンはないと考えられ、女性視聴者も再び見るようになって、どんどん数字を伸ばしていくことになるのかもですね」(前同)

 身体を張った一流役者の迫真の演技と、美術班が気合いを入れて作ったリアリティあふれる泥パックが“仇”となったかもしれない『VIVANT』の第1話。史上最高クラスの豪華キャストが集結した同作の大逆襲に期待したい!