■一人負けの状態が続くTBS、起死回生の一手は?
TBSは22年の大晦日に、プレイヤーへと襲いかかる鬼を光線銃で撃ち倒すシューティングサバイバルゲーム『THE鬼タイジ 大晦日決戦〜鬼と氷の女王〜』を放送。21年末に放送した『THE鬼タイジ 大晦日決戦in鬼ヶ島』に続き2年連続での放送となった。TBS関係者が明かす。
「21年末が3.9%、22年末も3%台と超低視聴率に沈みました。これは年越しのタイミングで『ジャニーズカウントダウン』を放送し、手堅く10%超えの視聴率を確保しているフジテレビなど、他局に比べても圧倒的に数字が悪く、一人負けが続く状態。上層部も頭を悩ませています。
『鬼タイジ』と同じ時間にフジテレビで放送された『逃走中~2022大晦日 超大型スペシャル~』の“パクリ説”もささやかれるほどでしたね……」
そのように大晦日戦線で苦境にあえぐTBSだが、どうやら今年は、起死回生の一手があるようだ。
「苦境にあえぐ局が打ち出そうとしているのは、キックボクシングで世界チャンピオンに輝いた那須川天心選手(24)の起用です。
22年6月19日に東京ドームで行なわれた『THE MATCH 2022』のメインイベントでキックボクサーの武尊選手と対戦したのを最後に、ボクシングの世界へと転身した那須川選手ですが、TBSとしては彼を是が非でも起用したい。対戦相手にも“超大物”の起用を考えているといいます」(前同)
那須川はキックボクサー時代にはフジテレビが放送していた『RIZIN』などにも出場し、プロボクサー転向後もフジテレビで試合が放送されるのが既定路線と見られていた。
「那須川選手はいずれ、世界チャンピオンになるのは確実と見られており、注目はいくつの階級でチャンピオンベルトをその腰に巻くか。そんな逸材の試合をTBSとしては喉から手が出るほど放送したい。
そのため、『炎の体育会TV』や『アイ・アム・冒険少年』、『天才VS大群』など局の看板バラエティ番組での起用を続け、囲い込もうとしているんです」(同)