■総スカンの有栖・福原遥だが

　その一方で、倒れるまで働いたり、父が覚悟を決めざるをえないよう、中絶できない時期になったら妊娠を告白すると言っていた福原演じる有栖には、《親に言わずに１人でなんとかするとか言いつつ、詐欺みたいなバイトに手出すとか、さすがに世間知らずすぎて、本当に子供産もうとしてるとは思えん》などと、批判する声が少なくない。

「身勝手な言動が多く、鬱々とした展開に陥ってしまう――そんな有栖を福原が上手く演じていることで、見事に深田を引き立てています。ＮＨＫ朝ドラ『舞いあがれ！』でも思い悩む場面が多かった、福原ならではアシストと言えるでしょう。次回から共同生活が始まるようで、２人の関係が深まっていく今後が楽しみです」（ドラマライター／ヤマカワ）

　通常、連ドラは第２話で視聴率の数字が伸び悩む事が多く、同枠で前期放送の『王様に捧ぐ薬指』も７.５％から６.１％に下げていた。それに対し、『１８／４０』が微増ながらも数字を伸ばしたのは、視聴者に支持されている証拠だろう。『王様に～』は第３話から持ち直しているが、本作は深田と福原の好演で、さらなる伸びが期待できそうだ。