■「耐久フィナーレ漫才」で発揮した芸人力
『27時間テレビ』のラスト1時間は、千鳥、かまいたち、ダイアンがノンストップで漫才を披露する「千鳥・かまいたち・ダイアン 耐久フィナーレ漫才」が披露された。
これまで番組内で起こった出来事も盛り込み、トップバッターはかまいたち、2番手をダイアン、3番手の千鳥が漫才を披露。その後もかまいたち、ダイアン、千鳥の順で3回ずつ漫才を披露し、エンディングでは千鳥の漫才にかまいたちとダイアンも合流。最後は津田のギャグ「ゴイゴイスー!」で耐久漫才は大団円を迎えた。
「まさに芸人の真骨頂を見せつけてくれました。漫才に『27時間テレビ』で起こった出来事を入れていくというアドリブ力もすごかったですよね。それに『千鳥の鬼レンチャン』や『逃走中』での大悟さんは人の良さも垣間見えましたし、捕まった瞬間も爆笑の嵐。このあたりは子どもにも愛されるテレビスターといった感じでした。
しっかりと芸人で、かつテレビスターにもなった彼らが“ダウンタウンの次”を担うことが完全に決まった日になったのではないか、とまで言われています。それぐらいお笑い業界にとっても重要な日になったのではないでしょうか。前段階ではないですが、千鳥とかまいたちを巡っては、秋の改編でも動きがあるようですからね」(前出の放送作家)
秋の改編期を前に新番組や打ち切りになる番組の話題も増えつつある。
「千鳥とかまいたちの番組は基本的に秋の改編でも終わることはなさそうです。『千鳥の鬼レンチャン』(フジテレビ系)、『千鳥かまいたちアワー』(日本テレビ系)と両グループでやっている番組もありますが、かまいたちに至っては新番組が1本増えるといいます。TBSの月曜21時には『クレイジージャーニー』が放送されていますが、こちらが22時に移動するようで、21時枠でかまいたちがメインの新番組がスタートすると聞こえてきています。
かまいたちはすでに月曜深夜にTBSで『形から入ってみた』をやっていますが、これとは別に新たな番組がスタートするというから驚きですよね」(前同)
■千鳥&かまいたちが新時代の幕を開けた!?
千鳥・ノブと弘中綾香アナウンサー(32)がMCを務める『隣のブラボー様 ごほうび☆覗き見バラエティ』(テレビ朝日系)は、水曜19時から土曜18時30分の枠に移動することが発表されている。
「枠の移動はありますが、番組は終らない。秋スタートの新番組は、かまいたちの1本のみの可能性が高いですが、移り変わりの激しい時代にあって番組が終わることなく増えていくというのは、やはり彼らの人気を証明していますよね。
ダウンタウンさんが数年以内に引退したら。千鳥とかまいたちがお笑い界のメインになっていくのではないか、ということはかねてから噂されていましたが、それが本当にできるのか、審判の場になったのが『27時間テレビ』だったのではないかと。
そんな中、彼らは『イッテQ!』や『VIVANT』といった人気番組を押さえて『27時間テレビ』を成功に導いた。合格点をしっかりと出したと言えるでしょう。大阪の人気者だった千鳥とかまいたちは徐々に全国区となり、天下のフジテレビの『27時間テレビ』で結果を出した。世代交代ではないですが、新時代の幕が開いたのではないでしょうか」(同)
千鳥とかまいたちの成長を受け、ダウンタウンの2人も安心して引退ができる!?