8月3日、赤楚衛二(29)主演の映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』がNetflixにて公開される。
『ゾン100』は、麻生羽呂氏原作、高田康太郎氏作画の同名漫画作品(小学館)が原作の作品。
理不尽なブラック企業で憔悴しきって「死んでいるように生きる日々」を過ごしていた主人公の天道輝(通称:アキラ)。ある日が目覚めると、世界がゾンビパニックに陥っていた。しかし「これで会社に行かなくていいんだ!」と歓喜したアキラは「ゾンビになるまでしたい100のこと」を達成すべく、仲間とゾンビサバイバル生活を送る――という物語だ。ちなみに、7月9日からTBSでアニメ版もスタートしたばかりである。
最近の赤楚といえば、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』や『ペンディングトレイン』(TBS系)、『風間公親―教場0―』(フジテレビ系)といった、気遣いのできる温厚でスマートな好青年のイメージが役が多かった。
一方、今年7月クールにスタートした主演ドラマ『こっち向いてよ向井くん』(日本テレビ系)では、性格が良くて仕事もできる“良い男”ではあるものの、絶妙にリアリティのある“悪気のないちょっとダメな言動”が原因で、女性をうまくエスコートできない姿が新鮮だった。
たとえば、甘いムードで抱き締め合いながら「美和子(生田絵梨花)のこと、ずっと守ってあげたい」と話すも美和子に「“守る”って……何?」と言われてしまうなど、無自覚に見下すような発言をしてしまう。しかも、それを、友人の洸稀(波瑠)に指摘されるまで気づいていなかったのだ。
その後も“恋愛迷子”というキャッチコピーに違わず、赤楚は見事にカッコ悪い姿を見せ続けており、役者・赤楚衛二の新境地と言えそうな役である。