■過去にも“人食い化け物”に殺されかける役を好演

 そうやってドラマで新しい顔を見せている一方で、『ゾン100』で赤楚は“原点回帰”な活躍を見せてくれるかもしれない。赤楚が2017年9月放送の『仮面ライダービルド』(テレビ朝日系)で“万丈龍我/仮面ライダークローズ”を演じていたのは有名な話だが、実はそれより前の同年4月に、大人向けの『仮面ライダー』作品に出演していた。

 作品名は、『仮面ライダーアマゾンズ シーズン2』(Amazonプライムビデオ)。人間界に食人衝動を持つ人工生命体“アマゾン”が潜んでいる、という設定で、赤楚はアマゾンズ狩りをネット配信することで金儲けをしている不良グループのリーダー長瀬裕樹(ながせ・ひろき)を演じていた。

※画像は赤楚衛二の公式ツイッター『@akasoeiji』より

 シーズン2では、とある出来事から人間のアマゾン化現象が蔓延。しかも、その人間にとって大切な存在を真っ先に襲う傾向にあるのだ。ゾンビと違い噛まれても増殖はしないが、食い殺されることに違いはない。劇中では、とても地上波では流せないスプラッター映画のような残虐なシーンも多かった。

 長瀬もアマゾン化した友人に襲われて殺されかけ涙目になるシーンがあったほか、理性を失っているアマゾンを必死にタックルして食い止めようとしたり、鬼気迫る顔でショットガンを放つ姿などが、迫真の演技で描かれていた。