■みんなツッコミ目当てで見ている?
また、夏海が心配だからと、店にやって来た健人にも、《大会の出場を諦めた夏海に、“それは違うんじゃない?”とか言ってたのに、連絡つかない夏海のために大事なプレゼン放り出して駆けつけるの、それは違うんじゃない?w》《東京から江ノ島まで、台風が心配で秒で帰ってくる間宮、トンチキおもろすぎ、やめてw》などのツッコミが。
また、《白濱亜嵐の“俺の事好きなの?”からの”キスしてもいい?”は、さすがに恋愛偏差値低過ぎる》《これで吉川愛ちゃんは萩原利久に確定か》と、守の愛梨に対する態度や、《森崎ウィン、”このままずっと、ハルキに父親がいなくてもいいってこと?”って言うけど、あなたが引き取ったら母親がいなくなるってことになりますけど?再婚の予定でもあるんだっけ?》と、理沙の元夫の発言もツッコまれていた。
「もはや、ツッコミどころが多すぎて、それを視聴者が《真夏のトンチキ男祭り》などと楽しんでいるようです。制作側にその意図はないでしょうが、ありえない演出にツッコミどころ満載だった、『大病院占拠』に似た状況になっています」(ドラマライター/ヤマカワ)
今年1月期放送の櫻井翔(41)主演のドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系)は、爆破シーンのCGが安っぽかったうえ、病院の3階から落下したのに主人公がほぼ無傷だったなど、都合のいい展開の連続で、視聴者のツッコミは大盛り上がり状態に。その影響なのか、視聴率は回を重ねるたびに右肩上がりで、最終回の世帯視聴率は7.9%と番組最高を記録した。
「今期のドラマは『VIVANT』(TBS系)や『最高の教師』(日本テレビ系)など、重めのドラマが多いため、その反動があるのかもしれません。『真夏のシンデレラ』は肩の力を抜いて見られるため、『大病院占拠』のようにツッコまれながらもジワジワ数字を伸ばしていく可能性が出てきました」(前同)
かつての“月9”のような、王道恋愛ドラマを復活させると意気込んでいた本作。もしかすると、本来の狙いとは別な意味で、高い評価を得ることになるかもしれない。