■役所広司か二宮和也が「退場」しそうな理由
“退場”する主要キャストとは、いったい誰なのか――。
「すでに第1話で姿を消した現地俳優がいますし、第2話で存在感を示した警視庁公安部・野崎のバディ、ドラム(富栄ドラム・31)も途中でいなくなりそうだと見る視聴者も少なくありません。しかし、第3話の予告を見るとドラムは日本編でも出てきそうなんですよね。また彼は主要キャストとは言い難い。
主要キャストとなると堺さん、阿部さん、二階堂さん、あとは役所さん、二宮さん、松坂桃李さん(34)あたりですよね。松坂さんは第3話からの登場ですし、役所さんと二宮さんは第1話の終わりに出た後、第2話は“お休み”。主要だからといって出ずっぱりとも限らないのは事実ですが、序盤で姿を消すとなると……」(制作会社関係者)
制作会社関係者は、「撮影場所」にカギがあるのではないかとみる。
「『VIVANT』の制作費は1話1億円といわれ、とにかくお金をかけていることで注目を集めているドラマ。第2話まではモンゴルの壮大な光景とド派手なアクションシーンで一気に視聴者の心をつかみましたが、第3話からの舞台は日本に移ります。
今後放送されるバルカ共和国での場面も、すでにTBSが所有する神奈川県にある緑山スタジオで撮影しているといいますし、バルカ共和国シーンは緑山スタジオで撮るものがメインになってくるといいます。つまり、日本での物語が中心となり、ドラマ内でバルカのシーンが縮小されていくと考えられるわけです。
役所さんや二宮さんといった超一流キャストを起用するなら、モンゴルロケで多く活躍してもらいたいはず。それなのに、彼らがモンゴルの風景に登場したのは第1話の数分だけで、早くも舞台が国内に移るというのは、もういなくなるからでは――という考察がドラマ制作関係者の中では上がっていますね。
今後もバルカ共和国のシーンがあるとはいえ、舞台の中心はあくまでも国内。出演料も高く、国内シーンには現れないであろう二宮さんや役所さんを撮影期間中、拘束し続けるとは考えにくい。『VIVANT』はスパイドラマですので、早々に2人のうちどちらかが銃弾に倒れる――そんな展開もあるのかもしれませんね」
謎が多いが、常識を覆してくれそうでもある『VIVANT』。あれこれ想像を巡らせるのも、視聴者にとっては楽しみであることに間違いない。