■バルカ共和国はセットで再現! 乃木の天敵・チンギスも日本にいる!?

 長期モンゴルロケはすでに終了し、現在は国内で撮影が続けられているという。

「先日は群馬県前橋市で陸軍のシーンが撮影されたほか、緑山スタジオでもバルカ共和国設定の撮影が連日行なわれています。第2話で二階堂ふみさん(28)演じる柚木薫がバルカの少女・ジャミーンを看病する洞窟もセットで再現。さすがの福澤克雄監督(59)のスゴ腕ぶりで、モンゴルロケと国内ロケやスタジオでの撮影された部分の差は、まったくわからないようになっていますよね」(前出の制作会社関係者)

 国内で撮影が続けられているとあり、バルカ警察の優秀な警察官で乃木の天敵、ロン毛がトレードマークのチンギスを演じるモンゴル人俳優・バルサラハガバ・バタボルド(37)らも日本に滞在している。

「チンギスは第1話で乃木らを探しに病院に来ていましたからね。茨城県の病院に来ていたのではないでしょうか。

 また現在、TBS前に『VIVANT』の巨大モニュメントが展示されていますが、バタボルドだけでなく、日本大使館の職員ナジュム役のブルース・テイラー(36)もサインを書きに来たことが、公式SNSで報告されています。

 第3話からは舞台が日本に移るとはいえ、バルカ共和国のシーンも引き続き登場します。モンゴルロケよりはお金がかからないとはいえ、外国人キャストの長期滞在費に加え、愛知や島根県でも大規模ロケを行なっているので、1話1億越えの制作費も納得ですね」(前同)

 ここまで大規模な撮影を行なう背景には、今作が福澤監督の“TBSラスト作品”になることも関係しているようだ。

「福澤監督は来年1月17日に60歳となり、定年を迎えるため、今作がTBS社員としては最後の作品になるんです。『半沢直樹』、『下町ロケット』、『陸王』など多くの作品を大ヒットさせたことで上席役員待遇のエキスパート職になるなど、社内での評価は抜群に高い。これまでも福澤監督だけは予算をオーバーしても怒られなかったそうですが、超豪華キャストをキャスティングできたこともあり、今回は予算を気にせず福澤監督に好きな作品を撮ってもらう、ということになっているようですよ」(同)

 ヒットメーカーの花道となる規格外のドラマ。これからどこまで数字が伸びるのか、楽しみだ。