■“ワースト指摘”『真夏のシンデレラ』のコア視聴率は――
一方で、世間で「大コケ」と酷評されているドラマは、意外とコア視聴率では悪くなかったという。
■森七菜主演『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)
第1話(7月10日放送)のコア視聴率 3.2%
『真夏のシンデレラ』は、フジテレビの看板である「月9枠」で放送されている森七菜(21)主演の月9ドラマ。前クールの木村拓哉(50)主演ドラマ『風間公親―教場0―』が月9らしからぬ重苦しい刑事ドラマだったのに対して、原点回帰を意識した王道ラブストーリーとして期待されていた。
「第1話(7月10日)の視聴率が世帯6.9%という月9ドラマの初回としてありえないワーストレベルの数字を記録してしまいましたが、意外にも若い層の視聴者は多かったことが3.2%というコア視聴率で分かりますよね。近年の月9では高視聴率だった『教場0』のコア視聴率も、ほぼ3%前半だった。そう考えると大健闘しているように思えます。
もっとも、“1話切り”の視聴者も多かったようで、第2話(17日放送)はコア視聴率2.6%にまで急落してしまいましたが……」
『真夏のシンデレラ』は脚本や演出に関する批判、登場人物の性格の悪さなどに苦言を呈する視聴者が多い一方で、水上恒司(24)演じるライフセーバーの宗佑に関しては評判が良く、
《ライフセーバー兼小児科医の水上恒司、瞳が真っ直ぐだから嘘をつかないというキャラ設定に真っ直ぐに答えた結果終始ガンギマリキャラに》
《プレゼン前に女の元行く間宮くん無理過ぎるし台風なのに家丸投げで他人の家行く父弟無理過ぎるしお金勝手に使う父はもう終わってるのよ、、水上恒司くんの白衣姿しかみどころなかったやん、、》
《真夏のシンデレラ、もはやおもしろくないとかつまらないとか超えて怖いんだよな…好きな俳優さんの演技見たいので見るけど誰にもおすすめできない友達と実況しながらなんとか見てるけどもう友達も離脱しそう笑》
《真夏のシンデレラ、水上恒司が全部持ってったのでは…?本気(マジ)だし本当(マジ)にいそうだし、真っ直ぐさにやられた好きです……》
と、水上については役柄も含めて好意的な声が多い。
「『真夏のシンデレラ』は、“出演者同士の空気感や視聴者の反応を反映しながら結末を決める”というプロデューサーの意向により、結末が決まっていないといいます。それだけに、特に視聴者に人気の水上さんの出番が増える可能性はありますね。
第2話で大幅に数字を落としてしまった『真夏のシンデレラ』ですが、もしかすると森さん以上に、水上さんに今後の命運がかかっているかもしれません。それは本来なら番組の顔であるはずの森さんにとっては、不本意なことかもしれませんが……」
大コケと言われた『真夏のシンデレラ』の実は高かったコア視聴率。しかし、第2話で急落。このまま下がり続けて、「やっぱり大爆死」とならなければいいが……。