8月4日、国連人権理事会の「ビジネスと人権」作業部会のメンバーが、日本政府と企業の人権をめぐる義務や責任についての調査を終えたとして日本記者クラブで会見を開いた。今年に入ってから連日報じられ続けているジャニーズ事務所に対する厳しい批判意見も飛び出し、大注目を集めている。

 ジャニーズ事務所では、今年3月頃から創業者のジャニー喜多川氏(享年87)の過去の未成年タレントによる加害問題、いわゆる“ジャニー氏の闇”が本格的にクローズアップされ、世界的な問題に。

 今回の会見では、作業部会の議長のダミロラ・オラウィ氏と委員のピチャモン・イェオパントン氏らが出席。

「タレント数百人が性的搾取と虐待に巻き込まれるという深く憂慮すべき疑惑が明らかになった」と語り、さらに「日本のメディア企業は数十年にもわたり、この不祥事のもみ消しに加担したと伝えられている」と、長らく続いてきたメディアの沈黙を批判したほか、ジャニーズ事務所が立ち上げた特別チームによる調査についても、「透明性と正当性に疑念が残る」と、厳しく断じている。

「ジャニー氏の没後、主力タレントの退所が相次いでいたジャニーズ事務所ですが、“ジャニー氏の闇”が国際問題に発展してしまったことから、今後も弱体化は避けられないでしょう。

 そして、それに反比例するように滝沢秀明氏(41)が立ち上げたエンターテインメント会社『TOBE』が、7月に入ってから日に日に勢いを増していますよね」(ワイドショー関係者)

 TOBEは『#TOBECONTINUED_(数字)』というナンバリングで、続々と元ジャニーズタレントの合流を発表。日を追うごとに存在感を増し続けている。

 8月4日時点で、『#TOBECONTINUED_01』として三宅健(44)、『#TOBECONTINUED_02』として元King&Prince平野紫耀(26)と神宮寺勇太(25)、『#TOBECONTINUED_03』として、7人組ユニットのIMP.(元IMPACTors)らの合流が、それぞれTOBEのYouTube生配信で発表されてきた。

「全員合わせて“TOBEfamily”を名乗っていますが、近いうちにあと2人“family”が増えることが、確実視されていますね」(前同)

 その2人とは、8月末でKis-My-Ft2を脱退し、ジャニーズ事務所からも退所する北山宏光(37)と、9月末の退所を控えている元キンプリの岸優太(27)。両者は、以前からTOBE合流説が各メディアで報じられ続けてきた。

「北山さんはかねてより、自分のラッキーナンバーは『4』だと公言しています。ジャニーズ事務所のオーディションのときの番号が『44番』だったことが理由のようですが、滝沢さんはそういうストーリーやゲン担ぎ的なものが好きですからね。

 北山さんが自身の9月17日の誕生日に『#TOBECONTINUED_04』としてTOBEに合流するのではないか――と、ファンや関係者の間ではささやかれていますね。そして、10月以降に岸さんが『#TOBECONTINUED_05』で合流する、それが超濃厚というわけです」(前同)