■ジャニーズ電撃退所時、滝沢氏はSnowManメンバーに何も告げていなかった

 滝沢氏は2022年10月末にジャニーズ事務所の副社長を電撃退所したが、これについてSnow Manメンバーは何も知らされていなかったという。

「メンバーは退所をニュースで知って慌てて滝沢氏にLINEをしたけれど、すぐには既読すらつかなかったといいます。しかし、これは裏を返すと滝沢氏の気遣いでもあると考えられる。もし事前に話を通していたら、退任後にSnow Manが事務所サイドに“何か知ってたのか!?”とつるし上げを食らうリスクがありますからね。

 しかし、当時から状況は大きく変わった。三宅さんや平野さんら元ジャニーズのトップタレントが続々と集結し、ジャニーズと対決するかのような構えです。それだけに、Snow Manと連絡を取ることも再開しつつあるのではないでしょうか。さすがに、露骨に“ウチに来る?”のような言い方はしないと思われますが……」(前出の芸能プロ関係者)

 こうした「引き抜き」とも受け取れる行為について、滝沢氏は7月2日にTikTokライブを行ない、次のようにコメントしていた。

「僕らは引き抜きをしたりとか、そういうことは一切してません。それぞれの考え、タイミングで話し合いをして、お互いが色々なことを意見し、それで合意してって感じなので」「たまにそういう言い方をする人もいるけど、実際は違うのでまったく。俺はそういう男ではないので」

 ただ、傍から見れば、やはりジャニーズからTOBEへの“移籍”のように見えてしまうだろう。また、TOBEサイドからSnow Manの件のような話が漏れ出ていること自体が「戦略ではないか」という見方もあるという。

「こうした話をあえて漏らすことで、“ジャニーズ人気トップのSnow Manも移籍する可能性があるんじゃないか”というムードを漂わせ既成事実化する戦略かもしれない、と。

 現在のジャニーズの窮状、一方でTOBEの超イケイケを見ていると、いずれ本当にSixTONESが『#6』、Snow Manが『#7』としてTOBEに移籍して、ジャニーズと本格的なバチバチの抗争に――そんなふうに思えてきますよね。そうなった時は、業界が大きくひっくり返っていることは間違いないでしょうね」(前同)

 TOBEが活発な動きを見せる一方で、ジャニーズ事務所は、「再発防止特別チーム」(座長・林真琴前検事総長)から、8月末ごろに再発防止策を提言する見込みとの連絡を受けたことを8月4日の国連人権理事会の会見後に発表。《できるだけ早く、今後の取り組みなどについて記者会見で説明させていただく予定》としている。

 攻めるTOBE、守るジャニーズ――TOBE関係者から漏れているという“Snow Manの移籍話”まで本当に実現してしまえば、日本芸能界は新たな世界に突入するだろう――。