８月６日放送の堺雅人（４９）が主演を務める『ＶＩＶＡＮＴ』（ＴＢＳ系）の第４話は、第１話から描かれ続けてきた１億ドルの“誤送金事件”の完結編だった。堺演じる主人公・乃木憂助の裏の顔が明らかとなる衝撃展開で、多くの謎も散りばめられており、視聴者の間では考察が飛び交っている。

『ＶＩＶＡＮＴ』は堺、阿部寛（５９）、二階堂ふみ（２８）、松坂桃李（３４）、役所広司（６７）、嵐・二宮和也（４０）といった、豪華俳優陣が顔をそろえる、『半沢直樹』をはじめ、数多くの大ヒットドラマを手掛けた福澤克雄氏による原作・監督のオリジナルストーリーだ。

「視聴者の考察の話題の中心にいるのが、役所さんと二宮さんです。第４話で自衛隊の『別班』という真の正体が明かされた主役の堺さん、同回でようやく登場した同じく『別班』の松坂さんが良い例ですが、事前に『ＶＩＶＡＮＴ』の主要キャストとして紹介されていたキャラクターは、さすがに４話時点である程度は素性が視聴者に明かされています。

　しかし、二宮さんと役所さんは、第１話のラストで意味深に登場しただけで、ほとんど情報がない。それだけに、多くの考察が飛び交っています」（テレビ誌編集者）

　そして今、役所が演じる役に関して有力視されているのが、“乃木の父親説”だ。

　まず、これまでの展開から林遣都（３２）と高梨臨（３４）演じる男女が乃木の両親であり、幼少期に何らかの事件に巻き込まれたことが『ＶＩＶＡＮＴ』の回想シーンで明らかになっている。

　それに加えて、“乃木家の家紋”が乃木の父親と役所を結びつけるという。

「『ＶＩＶＡＮＴ』では、“テント”という謎の“めちゃくちゃで得体のしれない組織”が暗躍していて、それを警視庁公安部の野崎（阿部）らが追っています。ここで視聴者が注目しているのは、テントの組織が用いている六角形の模様と、乃木家の家紋が同一の物であること。第１話放送前の予告映像にあった乃木の両親の結婚式らしきシーンで写っていた乃木の父（林）の羽織に、同じマークが記されていたんです」（前同）