俳優の堺雅人(49)が主演を務める日曜劇場『VIVANT』(TBS系)の第4話が8月6日に放送された。

 第4話では、これまでメインビジュアルに起用されながらも出番がなかった松坂桃李(34)がようやく登場し、視聴者を喜ばせた。

 同作は、堺演じる主人公・乃木憂助が務める丸菱商事で起きた1億ドルの誤送金事件から始まる壮大なストーリー。乃木は大金を取り戻すべく向かったバルカ共和国(架空の国)で、謎の組織・人物である「VIVANT」と間違われていた。

 乃木は無実ながら爆発犯だと疑われ、地元警察に追われる立場となったが、阿部寛(59)演じる警視庁公安の野崎守らの協力により、二階堂ふみ(28)演じる医師の柚木薫とともに、第3話では命からがら日本に帰国。

 そして第4話では、初登場の松坂が「別班」の一員・黒須駿役だと判明し、さらに黒須が闇の中から現れた乃木を「先輩」と呼んだことから、乃木が「別班」のメンバーだということも判明するという衝撃の展開となった。

「日曜劇場からは数々の名作ドラマが生まれていますが、『VIVANT』は2023年、そして日曜劇場を代表するドラマになるでしょうね。

 大ヒット作、名作を量産する日曜劇場。現在、地上波ドラマで最も強いと言われる枠ですが、同枠の制作サイドには明確に狙いがあり、男性サラリーマンがメインターゲットに据えられているといいます。

 日曜21時は男性サラリーマンが唯一と言っていいぐらい家にいるタイミングですからね。平日は仕事、土日の日中は外出や家庭のある人は家族の用事をこなしたりしている。男性サラリーマンは日曜21時なら見てくれる。そうした背景から、同枠のドラマはサラリーマンや働く男がメイン、テーマも彼が共感できるようなものや、男くさい友情などが描かれることが多いんです」(制作会社関係者)