■神社や日本刀が登場するのも“海外を意識した演出”

『VIVANT』はモンゴルでの2か月半のロケのほか、島根県や日本各地でもロケを敢行しているという。

「本当に壮大なスケールですよね。他にも、神田明神や出雲大社などの神社で撮影を行なったり、日本刀も登場しますが、これもやはり“海外の人に興味を持ってもらえるように”という明確な狙いがあっての演出だといいます。海外の人は、神社や日本刀が大好き。まさに海外で売れるための“戦略”ですよね。

 現在はドラマ放送後にU-NEXTで配信されていますが、最終回を迎えたらNetflixでの配信も行なう予定だと聞こえてきています。TBSではすでに、2021年の小栗旬さん(40)主演の日曜劇場『日本沈没ー希望のひとー』でNetflix全世界配信をした実績があります。すでに海外で稼いでいく準備もできている、ということではないでしょうか。

 ちなみに、8月6日の第4話の世帯視聴率は13.4%(すべてビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率は8.4%、テレビ各局が重視するコア視聴率は5.8%と、やはり今期のドラマでは断トツの視聴率。ただ、『VIVANT』は“国内トップ”にとどまるつもりはない。見据えているのは世界、“世界を市場にする”という話ですよ」(前出の制作会社関係者)

『VIVANT』のライバルはNetflixで大ヒットした韓国ドラマ『梨泰院クラス』や『愛の不時着』になる!?