■安東弘樹は「これ以上やったら死んじゃう」とTBS退社を決意

 2022年4月の『7.2 新しい別の窓』(ABEMA)に出演した安東は、TBSを退社した理由を「命を守るため」と明かしていた。

 TBS在籍時はレギュラー番組を4~5本抱えつつ、一時は後輩13人の「マネジメントをやっていた」といい、「そういうのを13人分やっていて。午前4時より先に寝たことがない」と当時を振り返った。

 また、「会社の命令で40(歳)ぐらいになってくると、部長からマネジメントデスクという、いろんな仕事をやり終えた方がその役割をやることが多いんですけど、僕の場合は現役感があった中でやってたんで、両立が大変で。これを7年やったときに、“これ以上やったら死んじゃう”と思ったんで」と心境を吐露していた。

「これまでも労務管理の問題提起はたくさんあったのに、人気の安住紳一郎アナ(49)、江藤愛アナ(37)、井上貴博アナ(38)も『THE TIME,』や『ひるおび』、『Nスタ』に加え、ラジオ番組など、週6で時間もバラバラの生放送を抱えています。人気アナウンサーに仕事が集中しすぎているんですよね。

 他のアナウンサーでも、固定の番組を持たせてもらえず、さまざまな番組に駆り出されて勤務時間が安定しない人は少なくありません。テレビ業界はどこも激務ですが、特にTBSはアナウンサーの労働改革があまり進んでおらず、“遅れているのではないか”という指摘もありますよね……」(前出のワイドショー関係者)