天井からポールが落ちてきて…
――GENERATIONSの皆さんから、中学生に間違われていたと聞きました。
はい(笑)。皆さん、本当に私のことを中学生と勘違いしたみたいで……。私、今年で23歳なんですって言ったら、皆さん腰を抜かすほど驚いてくださったんです。初めての撮影で緊張もあったんですけど、それで気も和らぎましたし、ちょっと嬉しかったですね。
――共演シーンの撮影中には、心霊現象も起こったそうですね。
私の撮影初日は、GENERATIONSの皆さんがLDHのスタジオでダンスレッスンをしているシーンだったのですが、佐野玲於さんのスマホでSiriが勝手に反応する現象が起きたんです。ホラー作品を撮っている中、音声アナウンスが何度も繰り返し流れたので、不気味で怖かったです。
実は他にも、中学校時代のシーンを撮っていた時に、天井からカーテンを引っかけるポールが落ちてくる事件もありました。同級生役の子と楽屋で清水監督のことについて話をしていたら、上からいきなりポールが落ちてきて……。本当に驚きましたね。
――そんな裏話を聞くと、本作の怖さもさらに増しますね。加えて、本作のさなは、ジャパニーズホラーの象徴とも言うべき貞子や伽椰子に次ぐ、ホラークイーンという触れ込みです。プレッシャーもあったかと思いますが、演じるにあたり、意識したことはありますか。
正直、すごくプレッシャーを感じていました。私が演じるさなが、今後ホラー界で新たなホラークイーンとして渡り歩いていくって思うと、ちゃんと務められるのかなって……。だからこそ、演じるにあたって、台本から自分なりに人物像を分析するだけでなく、実際の事件をもとにした小説やニュースなどから、情報をたくさん取り入れるように心がけました。そうして、一人のさなという人物を作り上げていったんです。