女優・沢口靖子(58)が主演を務めるドラマシリーズ『科捜研の女』(テレビ朝日系)が今年も始まった――。
8月16日、『科捜研の女 season23』の初回2時間SPが放送された。本作は1999年にスタートしてから現行連ドラ最多シリーズ記録を更新し続けている人気シリーズ。以前は「木曜ミステリー」で放送していたが、この枠の廃止に伴い、2022年10月クールには「火曜21時枠」にて『season22』が放送。今シーズンは、「水曜21時枠」での放送となった。初回平均世帯視聴率は9.6%(関東地区/ビデオリサーチ調べ)だった。
「『科捜研』については視聴率の低下などもあり、“シリーズ終了説”がたびたび報じられてきました。特に木曜ミステリー枠が廃止になった時は、“いよいよか”という感じでしたよね。
それでも続いていたのは、制作を手掛ける東映とテレビ朝日の“深い関係”が要因。それぞれが20%弱、株式を持ち合っていることも大きいとされています」(ワイドショー関係者)
東映は2023年2月14日、代表取締役社長の手塚治氏が亡くなったことを発表した。2021年6月から通院治療を行ないながら仕事に邁進していたが、62歳という若さでこの世を去ってしまった。『科捜研の女』は手塚社長が手掛けた肝いり作品の1つであり、業界内では「手塚社長が退任しない限りはずっと続く」とまで言われていたという。
「逆に言うと、手塚氏が亡くなってからも続いているのだから、テレ朝は今後も『科捜研』は続けていく腹を括ったのかな、とも考えられますね。手塚氏が亡くなっても、東映との関係上、視聴率が落ちてきたといっても終わらせるわけにはいかないんでしょう。
そんな手塚社長没後、初のシーズンとなった『season23』ですが、演出が原点回帰していることが話題となっています」