■まだまだ怪しい丸菱商事・長野専務

 話題沸騰の日曜劇場『VIVANT』は、堺雅人(49)演じる主人公の乃木憂助が務める丸菱商事で起きた、1億ドル(約140億円)の誤送金から始まる壮大なストーリー。乃木は大金を取り戻すべくバルカ共和国(架空の国)に向かうが、決算までに誤送金を回収するように乃木たちに命じたのが、小日向演じる長野利彦専務だった。

 第4話では、飯沼愛(20)演じる丸菱商事の財務部・太田梨歩が超一流ハッカー「blue@walker」だと判明。長野専務は当初、“太田を動かしていた人物”だと疑われていたが、長野専務は太田が凄腕のハッカーだとはいっさい知らず、「不倫関係だった」と告白。

 さらに長野専務の経歴には“空白の2年間”があり、この2年でテロ組織「テント」と関わりがあったのではないかと疑われたが、この期間は薬物依存症の治療のため更生施設「豊前中津園」に入所していたと告白し、「テント」の一員である疑いは消滅した。

「4話以降は小日向さん演じる長野専務は出てきていませんが、小日向さんほどの大物がこのままフェードアウトすることはないはず。現状、『VIVANT』は登場人物全員が怪しいですが、小日向さんも謎多き悪役ではないかという説も出ていますし、ネット上で盛り上がっている考察では、“乃木と同じ別班ではないか”や“やはりテント側では”といった意見も盛んに飛び交っています」(前出の制作会社関係者)